地球は待ったなし

~~~アマウツシに異変?

稲田陽子

今年の夏も、災害級の大雨が短時間に降り、
各地で洪水の脅威と被害をもたらした。気象庁の
警戒レベルとして、例えば、大雨危険警報を始めとする
ありがたくない名称が新たに生まれて、人々に
注意喚起する新しいフェーズが世間を歩き回る
ようになった。TVのニュースでは、すっかり当たり前に
なったように洪水で冠水した街の様子を連日のように流した。
そんな光景はさらに9月に入ってからも続き、人々が
その異常さに慣れてしまうほど、すでに
珍しくなくなっているという異常な感覚も
生み出す。つまりは、経済活動や個人的営みに忙しい日常を
無視するわけにもいかない。

さらに、北海道の海の幸として代表的な鮭の遡上も、危ぶまれる
ような時代になっているようだ。温暖化を原因として、
鮭が上ってこなくなっているのが、今年の傾向だという。

この温暖化は、言うまでもなく世界のどこでも起きている。
8月には、ネパールで非常に大規模な土石流による災害が
勃発した。世界の平均気温が上昇する中で、標高による
気温上昇の増幅効果が出現し、標高5000メートルの
地点で凍土が溶けて大きな土石流災害が起きたわけである。
もちろんエルニーニョ現象もこうした気温上昇に影響を
与えている。

これは、当初は、氷河湖が溶けたのではないかと懸念
されたが、この懸念は、スイスアルプスに移動している。
今世紀末までにアルプスの氷河がすべて溶けてしまうと
いう予測がある。

これと同様なさまざまな異常気象が世界を覆っている。
この現象が深いところですべてつながっているのが、
地球規模と言われる所以である。その根源にあるもの
とはいったい何か。カタカムナの世界観から言葉を
借りよう。

1万2千年前のカタカムナは語る。カムという宇宙の根源
からのエネルギーが潜象世界から、アマという現象
世界にスムーズに流れず循環しない姿で顕にしている。
カタカムナ的に言えば、自然破壊や異常気象は、そうした
エネルギーの滞りで起きていると考えられうる。それは、
私たち人間が自分が大自然の側、その一部である存在である
ことを忘れて、自然破壊の大きな要因を作ったことと
無関係ではないはずだ。

人間たちはアマのエネルギーが減少して、生命力と深い
関わりのあるアマウツシを失ってしまったのだろうか。
天と地をつなげる循環を失っては、イヤシロチという自然の
エネルギーの宝庫も遠くなる。大自然にとって、人間の生き方や
活動は、考える以上に重要なものなのかもしれない。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。