~~~「ワクチンのその後」に論文、
我に帰った現象…?
稲田陽子
2021年といえば、最初のコロナワクチン摂種が始まった年。
この年まで、実はガンの超過死亡率は低下していたのが
コロナワクチンの摂種開始以来、一転して低下がストップ
したという。京都大学名誉教授の福島雅典さん、宜保美紀
医師たちの論文でこの状況が検証されている。
大阪市立大学名誉教授の井上正康さんが提示し続けたコロナ
ワクチンによるガン後遺症について、検証されるカタチとなった。
論文は、すべてのガンと卵巣ガン、白血病、前立腺ガンなど一部
のガンで超過死亡率が増えていることを突き止めている。
(文藝春秋6月号にこの内容の原稿が掲載。)
中には一気にガンの末期になってしまうこともあると、井上医師が
示唆されていたが、実際に診察で有志の会の医師がそうした
患者さんに出会ってもいるというから、今後も注意が必要だ。
コロナワクチンの後遺症が検証され始めると、気になるのは
次世代ワクチンとして期待されているレプリコンワクチンである。
少ない量で効果を上げるとされている。しかも、日本の企業に
生産されているとなると、何も考えなければ、いいイメージさえ
湧いてくるだろう。しかし、コロナは現在5類に分類されるように
なっているもので、一応は、ただの風邪という位置付けである。
多くの場合、その風邪に、果たしてワクチンが必要なのだろうか。
そんな疑問も生じかねない。
ただ残念なことに、次世代ワクチンも、前回までのワクチンと同様、
専門の学者に問題点を指摘されているのも事実だ。ワクチンという
からにはほんの多少は副作用は避けられないものと思われるが、
ユーザーが知りたいのは、事実であり、メリット、デメリットが
わかりやすく報道されることではないだろうか。情報が偏ってしま
わないことを願うばかりだ。
さて、コロナ対策でまず最も大切なことは、普段から免疫力を
上げておくことに尽きるのかもしれない。それには、体を作る
基となる千島学説的な発想が、よい知恵を授けてくれそうだ。
千島学説には腸管造血説という考え方がある。これは、文字どおり
血液は腸からできるというもので、それも摂取した食べ物が小腸で
血液に変容するということを、千島喜久男博士は観察事実として
残している。つまり学説によると、食べたものが腸で赤血球に変化
変容して、白血球、さらには各臓器の細胞と化すわけである。だから、
よい細胞はよい赤血球につながっており、それには健康な食生活が
欠かせないのはもちろん、腸内細菌の存在も重要となる。質の良い
食生活と体の健康は正比例すると考えられている。これを千島博士は、
観察事実をとおして見事に提示した。
要するに私たちの体は、食べ物でできていると言っても過言ではないが、
免疫力を高めるには、気血動の調和がその根底にあると示唆されている。
ワクチンを必要としないためには、この千島の発想が大きく役に立ち
そうである。