『生きる喜びのつなげ方』

~~~大地震、洪水、太陽フレア問題

稲田陽子

異常気象が日々当たり前のことのように受け止められ、
震度5程度の地震もまた、珍しくなくなっている。
雨や雪の降り方も変わり、ゲリラ豪雨や線状降水帯、
ホワイトアウトという言葉にも慣らされている。
もちろん、風も突風と表現され、時折被害が
ニュースで伝えられるようになった。

しかも、ここに太陽フレアによる磁気嵐も加わって
しまった。太陽は、その黒点の活動が最大になる時期に
フレアを起こし、地球に磁気嵐をもたらす。今年の1月から
10月が、もっとも活動が活性化する時期で、予想を上回る
規模とされている。5月8日から11日には、北海道を始め
日本海側で観測されたが、通信障害などは発生して
いなかったのは幸いであった。これも、地球規模の現象だけに
来年2025年にも、設備機器への影響から大規模な停電の
可能性も予測されている。

こうした自然の猛威は、私たちの意識に少なからず
変化をもたらすようである。とくに度重なる地震の被害には
敏感にならざるをえず、防災の意識も高まっている。
合わせて、SNSなどの予言や予知などの言説にも引き寄せ
られる人も多いのではないだろうか。それが科学的でなかった
としても、人々の意識に不安が居座ってしまうのも当然とも言える。

ちなみに、ある絵本作家の方のYoutubeには、幼い子どもたちの
胎内記憶が紹介されている。そこには臨場感のある地震や津波の様子が
語られている。この記憶は、胎内以前の中間記憶と言われる
ものなども含まれており、3人に1人の割合でこの記憶を持つ
という研究報告もあるという。確かに、ファンタジー世代の子どもたちの
言葉をそのまま鵜呑みにして良いのかという思いを持たれる人もいると
思われるものの、人々の関心は高そうだ。「子どもたちの声を
伝えたい」というこのYutubeの視聴で防災グッズを揃えた人も
思いのほかおられるかもしれない。

災害の時代に生きる私たちは、一つ間違えると、現代は希望のない
時代として一括りで見てしまう。それが実際の姿だとしても、
視点を変えてみることも大切なことにちがいない。

このHPに掲載されている『生きる喜びのつなげ方』(いやしまよけ作)には、
困難な状況のなか、懸命に生きる人間の真摯な姿とともに、
原発の事故で放射能汚染された自然の中を生き抜く妖精たちの奮闘を
描き出している。自然を破壊するような行為を平気でしてしまう人間たちに
時に失望しながらも、愛に溢れた人間もいることを知って、変わらず
きれいな雨をふらせ続けようとする妖精たち…。あたたかく優しい自然が
変わらず戻ってくるように人と自然が協力し合う姿に、悠久の希望と
喜びが見出されるようだ。
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