ネサーンが発見したソマチッド

~~~3万倍の光学顕微鏡でしか見えない微小生命体

稲田陽子

ガストン・ネサーンが発見したソマチッドを実際にカナダ取材を
とおして直接観測させてもらったのは、かれこれ15年も前のことだ。
ソマトスコープというネサーン自作の顕微鏡でしか、このソマチッドは
クリアに見ることができないのだから、非常に稀で貴重な体験となった。

ソマチッドは、微小な大きさの生命体だけに、ネサーンの顕微鏡・ソマトス
コープも、3万倍という倍率の光学顕微鏡として独自開発されたものだ。
これは、光学機械メーカーとして知られるライツ社の熟練工の協力を
得て、可能となった。従来の物理学、光学では理解されない「光を
操作する技術」が活用され、ネサーンの独創的なアイディアによって
編み出された。

この驚異の顕微鏡があってこそ、ソマチッドの全体像が把握され、
豊富な分析ができたわけである。

それによると、ソマチッドは、人の場合、赤血球から生み出され、ゼリー状
であるという。これが、健康な血液であれば、元気なソマチッドが動き回る。
つまり、宿主の健康のバロメータとして表現する。この健康なソマチッドは、
通常3段階の変容に留まり、そのサイクルを維持していくが、不健康な血液では、
16段階の変容が可能であり、最初の3段階で健康体のサイクルを表現した後に、
プロテクションバリアを突破して免疫力の低下した状態でソマチッドの
変容を遂げていく。

これが13段階の細菌様の変態で、この後半にレジスタンスという固い殻状の
ものが現れる。ガン患者であれば、このレジスタンスが必ず観察されるのだと、
ネサーンは語る。13段階の最後は、棒葉体と呼ばれ、16段階のソマチッド
サイクルを終える。この後は、第一段階に戻り、健康に回帰すれば、第三段階の
サイクルを繰り返す。一方、免疫力が低下していれば、その後の13段階の
サイクルに入っていく。

このソマチッドサイクルが16段階で現れているのが、ソマトスコープで
確認され、ガンなど免疫力の低下などの問題が指摘される。

そうしたソマチッドは、健康のバロメータとしてあらゆる生命体に
含まれており、私たちは、そのソマチッドを食物から摂取している。
つまり、ソマチッド入りの食物を食べている。しかし、これは、単に
食物が新鮮であるということを示す健康のバロメータとしての
ソマチッドの表現があるだけだ。食しても、ただ消化していくだけであり、
健康が改善するということを意味しない。健康で新鮮な食物を
食べているという健康効果のみを示すものだ。
ソマチッドを食したからと言って、健康改善するのではないことは、
ネサーンさんもメッセージしている。

もう一つ、ネサーンさんの言葉に注意を払いたい。ネサーンさんは、
異種間のソマチッド交換は、有害だと言う。詳細は、『ソマチッドと
714Xの真実~ガストン・ネサーンを訪ねて』をご一読いただければ、
と思う。

取材から15年、「ソマチッド入り」やソマチッドという言葉が
一人歩きをしているのかもしれないと、ふと思うことがある。

参考/『ソマチッドと714Xの真実~ガストン・ネサーンを訪ねて』
(稲田芳弘著)
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