〜〜〜お待たせしました!第5版増刷。
稲田陽子
急いで増刷をかけた『ソマチッドと714Xの真実』(稲田芳弘著)が、
年末に出来上がり、好評発売中である。
昨年は、ガストン・ネサーンさんが天寿を全うされた。氏は、
ソマトスコープの開発に始まった歴史的なソマチッドの研究
成果を後世の人々に残された。苦難の半生であった。晩年も平和に
過ごされていても、何かと抑圧があったという。
この書籍は、ソマチッドと714Xの真実を伝えながら、ネサーンの
誠実な天才肌の人柄やその半生にも注目しているものだ。
稲田は、『ガン呪縛を解く』でも紹介しているように、ネサーンを
社会的に封殺された科学者として位置付けており、その視点を外す
ことはない。
この書籍は、山田バウさんが立ち上げ、萩原医師と稲田が参加した
「ソマチッド基金」のサポートを得て、カナダのネサーンさんを訪ね
ソマチッドや714Xについて学んだことを日本のガン患者に広めたい
という目論見に端を発している。
夫は、ガン宣告をされた時に、いつか『完全なる治癒』を検証すべく、
ぜひともネサーンさんに会いたいと思っていたのだから、バウさんから
オファーがあった時には一も二もなく大乗り気となった。
夫は、二回ネサーンさんを訪問しており、免疫力から発想するそのガン観には、
大きな共感を感じていた。千島学説でいう「気血動の調和」を別の視点から
紐解いていると言っても過言ではない。
巷には、間違ったソマチッド情報も一人歩きしている現状もあり、
山本七平流に言えば、そうした困った空気には、事実しか水を差せない。
本書は、そんな役目も担っている。