~~~代替医療先進国の米国。「科学村」はSTAP細胞論文よりも
抗ガン剤データ改ざん問題へ
稲田陽子
サラ・シャンティ(清水正博さん主宰)のメルマガに興味深い情報が
あった。それは、WHOがようやく抗ガン剤の害毒を認めたため、日本でも
先月15日に抗ガン剤を使用しない行政指導をするのを決定したというものだ。
このソースは、以下のブログに書かれている内容である。
もしも、本当なら、夢のような話と言っても過言ではない。
http://www.k2o.co.jp/blog2/2014/07/post-1223.php
早速、このソースのソースを検索してみたが、何もヒットしない。
その後、このブログを追うと、抗ガン剤の使用禁止については、WHO内部に
しか通達されていない情報だと書かれているだけで、真相はいまのところ
不明である。もしも、これが真実だという仮定に立つなら、世の中はどう変化
するものだろうか。医療社会に生きる市民にどんな恩恵があるのだろうか。
そんなことが脳裏に浮かんでくる。
これまでも、抗ガン剤はその激烈な副作用や正常細胞への打撃、増ガン作用、
体質との不適合、抗ガン剤への耐性と再発後の不幸な転帰など抗ガン剤への
批判的評価は後を絶たない。さらに、近藤誠医師の『抗ガン剤は効かない』で
明らかにされたように、抗ガン剤の効果についてのデータの改ざんはよくある
ことだという。これだけではない。抗ガン剤は、10人に一人に縮小効果が
あれば、効果ありとなるらしい。もっともその一人となって一時的な寛解や
改善に恵まれる事例もあると思われるが、だからと言って、別段ガン治癒が
保証されているわけでもないようだ。
いま、STAP細胞の論文で「科学村」の厳しい断罪が行なわれているが、
抗ガン剤のデータ改ざんが許されているのが事実であるなら、STAP論文の
小保方さんに対し重箱の隅をつつくよりもこちらの方こそ国民的大問題を
はらんでいると、私なら思う。NHKまでもがパパラッチのように品性なく、
「不正の烙印」のお墨付きを得た小保方さんをトイレまで追い回したのを
聞くにつけ、「科学社会」を絶対視してしまうある種の「現代の科学信仰」に
潜む狂気すら感じる。
科学的真実とされているものも、歴史の中で、常に修正を受け入れざるを
得ないことも多々あるのだから、その点「科学」を「手段」ではなく「本質」と
考え違いをして、あまりに「神聖視」してしまうのも、考えものではないか。
こうした意識が魔女狩りを生み出すだけでなく、誤った時代の権威と錯誤を
容認してしまい、あるいは、正しい学説や発見を蚊帳の外に排除し、人類の
進歩の足かせとなってしまうこともある。(ex.医学界に封印された千島学説や
朝日新聞の報道バッシングから日本の医療界から閉め出されている
ホメオパシー医療…)
こうした「神聖な科学村」が、なぜ抗ガン剤のデータの改ざんには無関心で
いられるのかが、最大の謎である。いまの医療が抗ガン剤の強制的な推奨を
している限り、これこそよほど国民的な問題ではないのか…。
小保方さんを四方からつつくことは非常にイージーでやりやすく、抗ガン剤
(産業)をつつくことは、「科学村」の存亡にかかわるのか。
これでは、弱いものいじめとそうたいして変わらない構造だ。
情けない話である。※このブログを書いた直後に、笹井芳樹氏の「自殺」の訃報が
報じられた。本来起こるべきことではなく、非常に残念である。精神科の薬を
服用していたというのも気にかかる。
もしも、WHOが抗ガン剤は害悪だと認定したなら、世界中のガン患者の
生存率が飛躍的に伸びるのは容易に想像出来る。ガンは、免疫の問題なのであり、
どの医療従事者も認めているように抗ガン剤は免疫を壊す作用があるからだ。
すでに米国では、ガン死亡率が減少しているが、これにはちゃんと絡繰りがあり、
保険制度のほかに、米政府が、代替医療を推奨している背景に起因しているのかも
しれない。1990年に米議会技術評価局がOTA(米議会技術評価局)リポートを
議会で発表した後、米政府はそれまでの抗ガン剤、放射線、手術の三大療法の効果に
懸念を示し、代替療法の推進に力を入れ始めた。ただ、米国の特殊な事情として
国民皆保険ではないところに、病院医療ではなく代替医療が発展する素地があった
とも言える。
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1858454.html
http://cancer-treatment-with-diet-cure.doorblog.jp/archives/36261562.html
このOTAリポートは、大きな医療政策の転換を迫るだけの調査事実を提起する
ものであり、千島学説で言うなら「気血動」の調和に準じた療法とも受け取られる、
スピリチュアル・心理療法、自然食養生、免疫改善栄養補給、ホメオパシー、
ヨガや呼吸法をはじめ多くの代替療法が推奨されている。
これに対し、日本の政府や議会では、OTAリポートやマクバガンリポート、また
NCI(米国立がン研究所)リポート(ガンの病因学/1988)のような報告は顧みられる
ことなく、ガン医療の実態を調査することもない。そのせいか、臭いものにフタを
された「抗ガン剤神話」にいまだにしがみつき、日本人のガンの死亡率に皮肉な
貢献をしている。病院では三大療法以外の選択肢は例外を除き、ないも同然である。
真実を知る患者には抗ガン剤の強制的薦めなどつらい状況が待っているのが、
日本のガン医療の実態だと言える。なぜ、自分の生命まで自由意思の手中ではなく、
「管理された医療社会の対象」とならなければ、希望する医療サービスまでも疎外
されるのか…。(ref/『荒野のジャーナリスト稲田芳弘~愛と共有の「ガン呪縛を
解く」』稲田陽子著)もっとも、効果がないとされた抗ガン剤が米国でも消えたわけ
ではなく、いまだに根強い「通常療法」として選択されているようだが、それでも、
代替医療の選択肢は市民権を得ているはずだ。
『ガン呪縛を解く』(稲田芳弘著)のは、いったい誰なのだろうか。
ガン患者でもあった夫、稲田は、『ガン呪縛を解く』ために、医学界に封印されて
きた生命論的学説「千島学説」を選んで三大療法を受けず、そのために気軽に
検査にも行くこともできなくなった。しかし、ジャーナリストとしてまた一人の人間
として『ガン呪縛』の実態と矛盾を広く洞察し、「ガンは死に至る病」という
固定観念や「余命宣告の虚構」に「呪縛」されるガン患者の気持ちや孤独を
共有しつつ、「ガンは生きるためのインスパイア」なのだとし、『呪縛を解く』
活動をし続けた。
「起きること、すべて良し」…この潔さがなければ、到底この活動は続けられ
なかっただろう。
そうした活動を通して、すべての患者が一人の自由な生命体として生を全うする
のが当然であるのだと伝えたかったのかもしれない。そのポリシーには、
千島学説をベースにしながら、「自愛、地愛、慈愛」の思いが込められていた。
WHOが抗ガン剤は害悪だと本当に認定していたのが事実であるなら、稲田が
理想とする医療社会もただただ遠い話ではなくなる可能性だけは残されている。