喜びのソマチッドと暮らそう!

~~~20年近く前の文章が見つかりました。新鮮な感動再び!

稲田陽子

以下は、『ソマチッドと714Xの真実~ガストン・ネサーンを訪ねて』
出版当時、私が紹介のため書いたものです。

微小生命体・ソマチッドは、不思議な生き物である。
私たちの体に生息し、私たちも笑えば、ソマチッドも
喜びわらいい、私たちが愛すれば、ソマチッドも
その愛を呼吸する。私たちが微睡めば、ソマチッドも
宇宙の叡智を夢見る。(略)

一方、心身のバランスが取られているときには、ソマチッドは
幸福そのもので、宇宙遊泳ならぬ生命宇宙遊泳を無心に満喫
するに違いない。

こうしたソマチッドは、私たちの精神や体の状態を臆面もなく
映し出すピュアな鏡のようである。と同時に、私たちの生命
宇宙のナゾを解く一つのキーワードにもなっている点、とても
興味深い。

そのソマチッドの命名者にして発見者であるガストン・ネサーン
さんを訪ねるまで、日本ではソマチッドも714Xもどこかベールに
包まれているような状態だった。それは、すでに絶版になって
いたクリストファー・バードの『完全なる治癒』で知る人ぞ知る
貴重な情報となっており、実際にネサーンさんのことをこちら
では、あまり評判を聞くこともなかった。

そんな中、カンファーや「ソマチット」という言葉だけが
代替医療の世界で一人歩きをしているような印象だった。
私たちにもはっきりと真相はわからなかった。だから、直々に
ネサーンさんご夫妻に、その研究成果についてじっくりと
お話を伺うことができたのは、本当に素晴らしい体験となった。

ネサーンさんご夫妻は、はるばる極東の日本から訪ねてきた
熱心な「学徒」としての「訪問団」をとても暖かく迎え入れて
くださり、3日間のセミナーで丁寧に講義とワークショップを
実施してくださった。ただ、ネサーンさんはご高齢であり、
また根っからの研究者であるため、表舞台に立たれることを
好まないという。そこで、もっぱらネサーン夫人が代わりに
講義をされ、その傍でネサーンさんが時折補足されて、「歴史的」
なセミナーが進行した。

そのネサーンさんも研究室に入られると、また別の顔を見せ
られる。生涯に渡って研究に従事されてきた重みと、創造的で
自由な感覚を持つ「天才・ネサーン」の顔をのぞかせる。

研究室には、この天才だけがその原理を知りうるソマトス
コープという驚異の顕微鏡が置かれていた。ネサーンさんは、
大変な才能を持ちながら、戦争の影響で大学で学位を取ることは
できなかったが、弱冠20代で現代科学の常識をはるかに超えた
顕微鏡を発明、開発されたのだった。

ネサーンさんは、私たちの血液を採取し、それを生きたままの
状態でソマトスコープを通して観せてくださった。そこに観える
ソマチッドの世界は、銀河系宇宙の星々を思わせ、なんと
神秘的な驚異に溢れていたことだろう。日本では到底目にすることが
できない生命の実相がそこにはある。そうして観る血液像は、
無味乾燥なサンプル標本となった血液とはまるで異なっているのである。

ここでは生きたサンプルでソマチッドの情報を得ることができるのだ。
ネサーンさんは、採取した血液を一つひとつ詳しく説明してくださり、
私たちは、ソマチッドが心身の情報を伝える健康のバロメータである
ことを実感として学ぶことができた。

とはいえ、皮肉なことに、ネサーンさんがどの偉業を成しても、
現代科学の枠から出てしまったがために、多くの異端の研究者と
同様にその運命を険しくされてしまったのだった。

初めてお会いした時も、どこから見てもそんな過去の人生が想像でき
ないほど、品の良い穏やかさと謙虚さが漂っており、新鮮な驚きを
感じざるを得なかった。それもご一緒にいるネサーン夫人の温かさと
愛の支えがあってこそに違いない。孤高の研究者の創造的な意識を
理解し、温かくサポートしてきたのは、さらに、ネサーンさんの開発
した714Xで救われた多くのガン患者の人々であろう。世界中に散らばって
いるそうした人々が背後にいることも忘れてはならない。

さて、最後になってしまったが、この類まれなネサーンさんについての
書籍『ソマチッドと714Xの真実~ガストン・ネサーンを訪ねて』が
皆様のお手元に届くのをとても大きな喜びとしていることをお伝え
したい。そして、「どうぞ生き生きしたソマチッドをご自分の喜びと
ともに創り出されますように!」そんな祈りも込めて…。
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