杜(やまならし)
いとも簡単に、平気で木を伐採してしまう感覚に対して、ちょっと一言…。 わが家の敷地には、白樺と、やまならしの木が生えています。 最初は敷地と境界に全部で12本ほどありましたが、 建物を建てるために、何本かは伐採せざるをえませんでした。 しかし、どうしても伐らざるをえないもの以外は、そのまま残しました。 残ったものの中に...
いとも簡単に、平気で木を伐採してしまう感覚に対して、ちょっと一言…。 わが家の敷地には、白樺と、やまならしの木が生えています。 最初は敷地と境界に全部で12本ほどありましたが、 建物を建てるために、何本かは伐採せざるをえませんでした。 しかし、どうしても伐らざるをえないもの以外は、そのまま残しました。 残ったものの中に...
ここから見る、札幌の街の夕景です。 ほぼ中央に、JRタワー。 人口180万人以上のこの街は、どんどん便利になってきています。 しかしこの街が、何ごともなく活動していくためには、 巨大で複雑な装置の文明システムが、万全に機能しなければなりません。 遠くのどこかに依存している電力システム、水道システム、 さらに通信や交通の...
いま、2003年9月…。かつてぼくがアメリカの西海岸で、 ふと思ったことが不気味にも現実化しつつあるような気がします。 1989年のアメリカは、冷戦構造が崩れ去ったことによる経済混迷で喘いでいました。 ベルリンの壁が消えたことで、米ソの対立が風化し始め、 その結果、ペンタゴン主導の軍事産業が極端に疲弊してしまったからで...
おっと、いけない! …こんなことを書き始めるときりがありません。 言いたかったことは、日本を離れて多様な文化風土から日本を眺めてみたことで、 「土と文明」の意味するものが実感的に理解できたばかりでなく、 日本という閉鎖社会の特異さがはっきりと見えてきたということです。 日本に帰らざるをえなくなったとき、 ぼくは東京を飛...
ずいぶん長い間、このサイトは正体不明の印象を持たれていたようです。 その理由は、たぶん主宰者のプロフィールがなかったからでしょう。 まさに「漠たる宇宙空間(Space)に浮遊している感じのサイト…。 そこで今回のリニュアルに当たって、ここに少し自己紹介させていただきます。 この「Creative Space」は、ぼく(...
あの「9月11日」が近付いてきました。 その日、ツィンタワーに飛行機が突っ込む映像を観ながら、 ぼくはそこにアメリカ自身の「自作自演」を直感していました。 そしてその後、ぼくのほぼ予想していた通りのシナリオが、 見事なくらいに次々と展開していきました。 アメリカ国内に湧き起こった「愛国心フィーバー」、 テロ撲滅の正義の...
激しい雨の音を聞きながら、思いました。 また一歩、秋のど真ん中に踏み込んだな…と。 秋の夜に聞く雨の音は、不思議な情趣を帯びています。 淋しいような、不安を駆り立てるような、 そして、雨雲を突き抜けて、その遥か彼方の宇宙にいざなうような…。 同じ地球でも、日本では四季の表情がはっきりと現れます。 とりわけ北海道は、四季...
【遺伝子組み換えの詭弁】 NHKの「ためしてガッテン」で、遺伝子組み換え問題が放映された。 番組では遺伝子組み換え技術のすごさを紹介し、最後にみんなで「がってんがってん」。その浅薄さ、そのお粗末さには、ただあきれるばかりだった。 この問題にはすでにさまざまな立場から危険性が指摘されているが、ここでは「自然農法」的...
「エコろじー24号」2003.9月号 地球の砂漠化など深刻な環境問題が浮上するいま、実際にタネを集め、粘土団子にして砂漠にまいている人がいる。本間裕子さん(東京在中)がその人で、本間さんは福岡正信さんに学び、福岡さんのアシスタントとしてベトナム、中国、ギリシアなどの政府に招かれ、砂漠の緑地化に携わってきた。またこの春...
【粘土団子による砂漠の緑地化】 ●タネも積もれば… 福岡正信さんの自然農法は、米麦づくりはいうまでもなく、沙漠の緑地化においても見事な成果をあげている。福岡さんは米づくりと同じように、あまりお金をかけず、手間をかけず、時間をかけず、それでいて、砂漠化した不毛の大地を、たちまち緑ゆたかな楽園に蘇られせてしまうのだ、 ...