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ぼく自身のこと&その思い-3

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いま、2003年9月…。かつてぼくがアメリカの西海岸で、
ふと思ったことが不気味にも現実化しつつあるような気がします。
1989年のアメリカは、冷戦構造が崩れ去ったことによる経済混迷で喘いでいました。
ベルリンの壁が消えたことで、米ソの対立が風化し始め、
その結果、ペンタゴン主導の軍事産業が極端に疲弊してしまったからです。
その当時のアメリカは、銀行倒産が相次ぎ、ホームレスが街にあふれていました。
アメリカという国は、軍事産業を維持し続けない限り、経済的にもたない構造になっていたのです。

その生々しい現実を目の当たりにしたぼくは、「戦争経済の復活」を予感させられ、
かつ、それに似た経済破綻が日本にもやってくるはず…と直感しました。
事実、1997年に「たくぎん」は破綻し、その後も金融システムはガタガタです。
そしてそれらすべてを決算すべきときが、まもなくやってくるような気がしています。

よく「60年サイクル説」ということが言われます。この説からすれば、
アメリカに経済混乱が生じた1989年は、1929年の世界恐慌から60年目でした。
恐慌から立ち上がるためにアメリカは、世界戦争を経なければなりませんでした。
そしてその通りのことが、90年代からいまにかけて実際に起こってきました。

日本を考えた場合、1945年の敗戦は日本の社会を決定的に壊しました。
それから60年後といえば、2005年です。
この時期に、やはり60年前の敗戦以上の事態に直面するような気がします。
かつてアメリカの西海岸でイメージしたことが、
いよいよリアルな現実味を帯びて目の前に迫ってきています。

だからこそ、ぼくは「たくぎん破綻」以来、
いち早く「エコロジー・シフト」を呼び掛けてきました。
それはコンピュータ2000年問題(Y2K問題)への警告を持って旗を掲げ、
その後も「エコろじー」の発行を通して、
「エコノミーからエコロジーへのシフト」を呼び掛けてきたのです。

とは言っても、眉間にシワを寄せながら、エコ原理主義を叫ぶわけではありません。
もうそろそろバカげた経済信仰の亡者からは脱却しようよ!と、
このサイトを通して、ラフな感覚でメッセージしていきたいと思っているのです。

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