~~~『荒野のジャーナリスト稲田芳弘』を読んで その2
稲田陽子
もう一つご紹介したいレビューがある。昨年末に届いた韓国在住の
日本人の方からのものである。米沢出身で、韓国の大学で日本語教授を
されているそうだ。昨年、『おしょうしな韓国』(木口政樹著)を
出版されている。
………………………………………………木口政樹さんのメール、引用開始(ご本人から承諾済み)
『荒野のジャーナリスト稲田芳弘』拝読させていただきました。
魂の叫びが聞こえるようです。
渾身の力で書かれたことがありありと感じ取れました。
「お疲れ様でした」、っていうことばが自然と出てくるようです。
「出来れば、この日のことはだれにも言いたくはない」ではじまる第二章が
圧巻だと思いました。
書くのがとても苦しい部分だったと思いますが、
ヨウコ様の勇気に脱帽です。(略)
ヨシヒロさんは、放送を聞いていてもわかりましたが、
ほんと、純真な心をもってらした方でした。(略)
あの夏までは、ヨシヒロさんは元気だったと思います。
千島学説の実践によって、病を克服できると思っていました。
本人もそうですし、聞いていたファンたち(わたしも含めて)もそうでした。
(略)
定命というお言葉もありますが、
あの夏のダメージがなければ、もう少し長い定命だったかもしれないと
思うと、(他人のわたしですが)悔しいかぎりです。
本書はまた夫婦の真実の愛の書といってもいいかもしれません。
これほどまでに真の愛で結び付いた夫婦が、世の中にいるのかと思うと、
うらやましくもあり、人間の誇りでもあります。
これは夫婦の愛の書です。
簡単にくっついて、簡単に別れるそんな時代になって久しいですが、
どうしてどうして、まだまだ真の愛を黙々と実践する
夫婦がいるんですね。
日本はすごいです。人間はすごいです。
………………………………………………………………………引用終了
このメールを読んで、私の方が大きな勇気をもらったのかもしれない。
ちょっと気恥ずかしいのだが、やはり、木口さんのメールには
感動もさせられたというのが、本音であり、ご紹介させていただく
ことにした。