~~~本年もよろしくお願いいたします。
稲田陽子 「ゆく河の流れは絶えずして、なおもとの水にあらず。淀みに 浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる ためしなし」とは、鎌倉時代の随筆家、鴨長明の方丈記の冒頭。 災害の多かった当時の世相を反映しながら、悟りの境地を求める 「方丈」庵を住処とする作者が心境を醸し出している部分である。 これは、自然災害の時代ともいえる現代のいまにつながる記述 でもあり、時折、私も脳裏に浮かぶものになってしまった。 夫が元気だった頃、そんな「方丈庵」のスピリットのようなもの も内包したドームが敷地内にでき、多くの人々と交流できたのは、 夫の本望でもあったに違いない。ガンを患いながらジャーナリスト であった夫は、訪れる人々と語り合い、千島学説や新しいガン観 を伝えるのを怠らなかった。そこにあったのは、ともに希望を 共有したいという思いだったのではないだろうか。それは、 私の中にも十分伝わっていた。 その活動は、書籍の出版やラジオ番組でのパーソナリティを 務めること、そして講演などとも自然に連動していた。 その忙しさは、よくも悪くもあったのだろう。私の気を揉ませる のに事欠かなかったが、本人にとっては、決して苦痛ではなく、 むしろ喜びや生きがいのようなものに近そうに思われた。 人のお役に立てるという感覚は、人とまた希望を分かち合える ものではないだろうか。これは、一緒に活動することもあった 私にも与えられた恩恵のような感覚と言えるだろうか。 思えば、夫がもっとも体調が良くなったのは、『ガン呪縛を解く~ 千島学説パワー』を自身のHPで執筆していたころかもしれない。 ある意味で穏やかな期間とも言えた。私は、すでに何冊か書籍を 出版していた夫がジャーナリストとしてさらに書いていくように 念じていたものだった。この時ガンの標準治療を選ばず、実践 していた千島学説的治癒法に大きな信頼感が揺るぎなく生まれて いたと言って過言ではなかったのだから。ともかくも、私は、 夫には抑圧なく自由に活動してもらいたい一方、穏やかにも 過ごしてほしかったのだ。 とはいえ、無意識の領域で、夫は、結局自分自身の課題に 向き合い、果たすべき使命に向かっていたのかもしれない。 いまでこそ、ホリスティックな医療への共鳴、理解が深まり 西洋と東洋の融合や千島学説的なものを含む代替医療や 食養生なども以前ほど実践に障壁がなくなっているというのが 一つの印象だ。当時の空気感とはやはり異なるものがある のではないだろうか。自分の意思でより良いものを組み合わ せていく選択の広がりに、希望を抱く方も多いことだろう。 大きな命の流れに身を委ね、歩む私たち… 夫は、『ガン呪縛を解く~千島学説パワー」の中で量子 コヒーレンスについて記しており、さらにはコヒーレントな 光にも言及している。それに気づくことが、どんな人にも コヒーレントな宇宙的な道筋ができることにつながる。 それは、新しい自分と出会える「呪縛」が解かれる瞬間 でもある。 2026年、新春という新しい春から希望が溢れて きますように、お祈りいたします。