治る希望とは?『ガン呪縛を解く』

~~~Aフィールドの意識はコヒーレントな光…

 

稲田陽子

酒向先生の『隠された造血の秘密』に、量子力学の
世界には生物学や医学の価値観を大きく広げようとする
智恵が内包されているとも解されることが書かれている。
これは、量子力学がオカルトなどでなく、正統な科学で
あることを意味するものだが、ゼロ・ポイント・フィールドの
先駆的研究者たちが生体内にコヒーレントな光を発見し、
ついには「意識はコヒーレントな光」という厳粛な観察事実に
突き当たった。さらに、この光が全身と共振共鳴する
ことを明らかにした。

意識のコヒーレンスは量子コヒーレンスと共同歩調をするため、
生体に強いプラシーボ反応を引き出し、治癒反応を起こすわけ
である。千島は、治癒に向かうには、気血動の調和が大切だと
説いていたように、気の乱れは、コヒーレントな光を弱める。
それが血(けつ)に影響を及ぼして、赤血球から「出来損ない
の細胞」を作り出してしまいかねない。これが、意識のコヒー
レンスの弱体化が招いたガン化のプロセスと言える。この
塊は、意識のコヒーレントな光を蘇らせることで血液に戻って
いく可能性を秘めている。

『ガン呪縛を解く~千島学説パワー』の中に、重要な治癒への
アプローチとして現れるのが、こうした量子論的な世界観である。
著者の稲田は、この世界観がホリスティックな医療の概念には
欠かせないものと捉え、千島学説で言う気も、量子の世界からの
説明が求められると考えた。

稲田は、アーヴィン・ラズロのAフィールドの概念で気について
語っている。Aフィールド(ゼロ・ポイント・フィールド)は、
まさに量子真空の世界であり、あらゆるものの源である。ラズロは、
これを「宇宙という子宮」にたとえ、響き合う宇宙の海、創造する
真空(コスモス)と表現している。ラズロは、宇宙や物質の誕生を
美しい詩的な表現で述べ他だけでなく、千島の気の世界が生み出
されるドラマも描いた。「超エネルギー→エネルギー→素粒子→
原子→分子」のAFDプロセスが量子真空の世界観から紡ぎ出されている。
これにより、気の世界がAフィールドで発生することが理解される。

このことは、誰でもAフィールドにアプローチできることを暗示する。
もっともこれはいうは易し、行うが難しの類だと言う人も多いかも
しれない。確かにそのとおりでもあり、またそれが全てでもないとも
言えそうだ。というのも、シンプルに実践している人も意外と多い
ようにも思われる。

ある知り合いは、自らのガンを早期で発見して、手術を受けるや
抗ガン剤などを受けずに、玄米食に替えて、新鮮で安全な野菜や果物の
スムージーを作って愛飲したり、プロポリスなどのサプリを取り込んだところ、
ガンは寛解している状態だという。しかも、日々、大好きな庭仕事に
精を出して、楽しみながら身体を動かしている。

意識のコヒーレントな光には、治る希望がたくさん詰まっているのかも
しれない。光は、もはや非現実的な表現ではなく、量子力学の世界の
コトバなのだろう。詳細は、『ガン呪縛を解く』へどうぞ!

参考/「ガン呪縛を解く~千島学説的パワー』(稲田芳弘著)
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