~~~10/22京都大会、開催
稲田陽子
長い沈黙を超えて、いよいよ千島研究会が活動を再始動し、
10月22日には、再起を掛けた全国大会として京都大会が
開催される。再起を掛けたという言い回しは、ちょっと
大袈裟に聞こえるかもしれない。しかし、少しも大層な表現
ではないように思われる。
「千島学説研究会」は、かせ山紀一さんが開き、さまざまな
講師を招いた講演などをとおして千島学説の啓蒙活動を
行ってきた。それが、コロナ禍もあり、また事務局長として支え
られいた奥様の房子さんに続き、後継者として頼られておられた
娘婿の加地さんも他界されてしまい、現在は、加地さんの奥様で
房子さんの娘でもある加地土岐子さんが、並々ならぬ決意のもと、
千島学説研究会を引き継がれている。
先日、土岐子さんから皆さんに配られているという『生命の
自覚~よみがえる千島学説』が送られてきた。かせ山紀一さんの
書籍で、新装新たに2年ほど前に出版されたものだという。これは、
古い本ではあっても、「コロナ後」も重なったこともあって、
自然治癒力やガンの改善など、Amazonでも関心を引いている。
ガンと言えば、『ガン呪縛を解く~千島学説パワー』(稲田芳弘著)
の中に、興味深い記述がある。千島博士は、ガン細胞は赤血球に
戻って治癒に向かうと提唱されていたが、それは、赤血球が腸で食物
モネラを通して作られて、細胞に成長する過程で成り損ないの細胞であるガン細胞に変化することもあり、その後、治癒の際には再び赤血球に戻るという説によるものである。稲田は、著書の中でその説の正しさを現代医学の研究者たちの論文を引き合いに紹介している。
その研究者たちは、その論文で高松宮妃癌研究基金学術賞を獲得した
という。要するに、それはガン細胞が赤血球に戻り、正常化したという
内容の論文であり、そうした内容はそのまま千島学説につながるものだけに、千島博士が非常に残念がり、その研究者たちに質問状を送ったものの、何の返事もなかったらしい。そんなエピソードを稲田は千島博士に強い共感を覚えつつ、書き記した。
さて、千島学説研究会主催の京都大会は、原点回帰の意識から、
千島博士が提唱した8大原理を中心に以下の講演会が行われる。
興味のある方は、千島学説を全体的に知るチャンスでもあり、
足を運ぶ価値のあるものではないだろうか。
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「よみがえる千島学説、今こそ原点回帰2023
千島学説研究会全国大会」
開催日/2023年10月22日(日)10:00~16:40
場所/京都テルサ(京都駅徒歩10分)BC会議室
参加費/会員2,000円 一般3,500円
お問い合わせ/090-3166-6440
千島学説8大原理を医師、実業家、農業家、鍼灸師などの多彩な
講師が自身の経験をもとに講演。
●第一原理 赤血球分化説~COVID-19を病院で体験 酒向猛(医師)
●第二原理 血液の可逆的分化説~胃がんを克服し米作りに邁進
加藤茂(農業家)
●第三原理 ウイルスなどの自然発生~赤血球からバクテリア発生を検証
小松健治(医師)
●第四原理 細胞新生説~古代米や野草をを活用しての実践
田中伸侍(カタカムナ研究家)
●第五原理 腸管造血説~鍼灸は腸管造血を促進・保養に寄与
一ノ瀬宏(鍼灸家)
●第六原理 遺伝学の盲点と生殖細胞血球説~螺旋を意識した舞の
健康体操
畠中律(鍼灸家)
●第七原理 進化論の盲点~十反の畑で自然を観察
藤井康三(農業家)
●第8原理 生命弁証法~灰色の限界領域の重要性
衛藤公治(医師)
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第一原理の講演をする酒向猛さんは、『隠された造血の秘密』
(Eco・クリエイティブ)の著者でもある。ご一読をお勧めしたい。