~~~ソマチッドの発見者、ネサーンの警鐘!
読者の質問から/『ソマチッドと714Xの真実』を読んで。
稲田陽子
N..Y.在住の読者の方から興味深いメールが届いた。
どうやら「ソマチット製品」の情報に戸惑いを感じ、
『ソマチッドと714Xの真実』に書いてあるネサーンの
警鐘を再確認するためのものでもあったようだ。
そもそもソマチッドというネサーンが命名した名称を
「ソマチット」と改変して商品が紹介されたり売られて
いたりするのには、違和感を感じる人も多いのではない
だろうか。
メールによると、いまだに、堂々と治療院などでも使われて
いるという。提示された URLをクリックすると、たまたま
札幌の治療院の「ソマチット」の解説が、ネサーンの研究
とはかけ離れたものとして展開されていた。
(現在は、なぜかそのページは読み込めなくなっている!)
健康食品としてソマチッドをいくら摂取しても、ネサーンは
意味がないと警鐘を鳴らす。すなわち「その健康食品に
何らかの効果があるとしても、それはソマチッドの効果で
はなく、ソマチッドはただ消化されていくだけだ」「ソマ
チッドは、新鮮な野菜、果物、生きているものすべてに
含まれているものであり、土にもソマチッドは存在している」
という。この場合は、新鮮さのバロメータになっていること
がわかる。
つまり、ソマチッドは、宿主の免疫力が低下すると、13段階
の変容段階に突入し、病的状態であることを告げるもので、
それは、ソマチッドが免疫力や健康のバロメータであること
を示唆している。これが、健康食品の中核的な効果であると
する「ソマチット」なるものの解説に違和感を生じさせる
明確な理由と言える。しかも、ソマチッドに古いものと新しい
ものがあり、そのために効果に違いが出るかのような印象
操作もあるようだった。
ネサーンが良心的な態度で、「もしかするとその商品に
効果があるのかもしれないが、それは、ソマチッドの効果
ではない」と語る言葉には、困難な環境で努力を惜しまず
研究を続けた天才、ネサーンの人柄が滲み出る。
さらにネサーンがとくに危惧したのは、血液を介してソマ
チッドを摂取することの危険性である。「ソマチット商品」の
コンセプトには、「ソマチット」を摂取しさえすれば、健康に
なれるという錯覚がある。根本的な錯誤のあるこの解釈に
ネサーンは大きな懸念を示した。というのも、異種間の
ソマチッドの交換実験により、思いもよらなかったモン
スター化を招いたからだった。
この実験事実が、ネサーンがソマチッドを摂取するのは、
むしろ有害であるとする根拠になっている。ネサーンが言う
ように、幸いなことに、ただ食べるだけなら、消化するだけ
ですむ。このため、「ソマチット」は、悪さをすることなく、
運よく「無知」の禍を免れられる。少なくとも、食べるだけ
なら、私たちが普通にさまざまな食材をその含まれるソマチ
ッドとともに食していることと何ら変わらない。問題は、
ソマチッドの摂取について正しく理解することに尽きる。
代替医療を推進していくのは、悪いことではない。しかし、
私が以前から懸念していたように、生半可な誘導でまこと
しやかな「医療」が行われれば、それは薬事法のパラドッ
クスに翻弄されかねず、どうしても代替医療の発展を抑止
してしまう。
ネサーン自らが開発したソマトスコープで発見、実験観察
した貴重なソマチッドが正統な未来への遺産となっていく
ことを期待してやまない。
詳細は、『ソマチッドと714Xの真実』(稲田芳弘著/Eco・
クリエイティブ)をご一読いただければ、と思う。
参考
代替医療、なぜ日本では普及しないのか?
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