白樺樹液とちょこ

久々のちょこちゃんの登場です。 今日は、2つのシーンをご紹介しましょう。 一つは、「白樺樹液とちょこ」……。 ドームの周りに生えている白樺の木に寄り添ってもらって撮りました。 初日には5本だけ仕掛けてみた「白樺樹液頂戴装置」でしたが、 その後すぐに拡大し、いまは12本の白樺の木から頂戴しています。 ボトルもちゃんとした...

斎藤牧場「水の風景」

斎藤牧場の魅力のひとつに、「水の風景」があります。 いったいなぜ、牧場では水が豊かなのか? 答は簡単、山の牧場にはたくさんの木々があるからです。 木は山に降った雨を地中に蓄え、地下水を生みだします。 木の根はその地下水から水を汲み上げることで育っていくのです。 そしてその地下水は山のあちこちに湧き水を作り、それらが集ま...

早春の斎藤牧場

昨日の日曜日(4月23日)、ふと思い立って斎藤牧場に行ってきました。 到着するや、牧場の入口で、斎藤さんはある訪問者と立ち話をしていました。 訪問者はなんやら電力会社の技術者で、来年の定年を機に、 ここに一つの居場所を求めているようでした。 「この水で発電しようと思ってね」 斎藤さんもまた、山の上のダムから流されてくる...

ハ~イ、大根娘で~す!!

この大根から花が咲いた時は大笑いしてしまったけれど、なんだか見ているうちに愛着がわいてきたの。だって、こんなにしなびてしまった本体(?)からもこんなにきれいな花が咲くんだもの。これでもう、歳をとるのもこわくなくなったわ! 大事なことを教えてくれたこの大根、今日は川の水で洗って煮物にでもしようかな。

トピックス(6/4/2000)

ドームの窓から札幌市街が遠望できます。 今日は上空に淡い青空、とてものどかな一日です。 ふとそばの土手を見ると、ふきのとうがあちこちで土を割っていました。 残雪はまだたくさんありますが、視界360度すべて春です。 白樺の木の芽もどんどんふくらんでいます。

2000年03月:腐敗物をも美酒に変えてしまうマジック

 学生時代、数ヶ月間川崎のドヤに泊まって、製鉄所で肉体労働をしたことがある。高度経済成長期のド真ん中、その頃の日本の未来には果てしない夢が広がっていた。  まもなくドヤの住人たちと仲良くなり、汗まみれの仕事が終わったあと、酒を酌み交わしながら楽しく語り合った。  外から見るドヤの世界は社会のはみ出し者の吹き溜まりそのも...

2000年02月:循環し続ける「感情」と「勘定」

 釧路在住の画家・佐々木榮松さんの作品は、なぜか医師や経営者などストレスの多い職業の方々の人気を呼んでいる。多忙な一日の仕事を終え、佐々木画伯の作品に目を注いでいると、一日の疲れがすっかり癒されるのだという。  その場合の作品の多くは、湿原の落日や、沈黙する湖沼、サビタ(山紫陽花)の花など、自然の息吹を伝えてくれるもの...

2000年01月:ご破算で願いましては…

 湾岸戦争の直後にお会いした糸川英夫さんは、一九九〇年代を称して「ご破算で願いましては…の一〇年になるだろう」と予告した。  「ご破算」とは、それまで続いていた一連の複雑な計算が終了して、再び新しい計算を始めるために、ソロバンの珠をいっせいにゼロに戻すという意味である。  いまここに迎えた西暦二〇〇〇年…。ゼロがずらり...

1999年12月:この歴史的ターニングポイントに…

 いよいよ二〇〇〇年へのカウントダウンが始まった。千年に一度しか体験できない歴史的な結節点…、その瞬間を地上で生きて迎えられる幸せを、ともに心から噛みしめたいものである。  とは言いながらも、今年の大晦日から二〇〇〇年の元旦にかけて、世の中の現実はとても「幸せを噛みしめる」どころではないようだ。  報道によれば七割以上...

1999年10月:なぜ情報社会は到来したのか

 インターネットで世界中が結ばれ、情報通信網がまるで「地球脳」の神経系のように国際経済や政治を支え動かしている。すっかり情報ネット化された二〇世紀末の社会……。こうした時代の到来を早くも昭和三八年に予測したのが、実に梅棹忠夫さんの「情報産業論」だった。  昭和三八年といえば、日本の工業がまさにめざましい発展を遂げていた...