1998年10月:悩めるときの応援歌・全勝の果てに自分がいる!

 不景気、倒産、リストラ、失業、金融不安、異常気象、水害、毒物事件等々と、いま日本列島には暗いニュースが満ちあふれている。その日本列島の上空を物騒にも弾道ミサイルが飛び、さらには世界同時株安現象が地球を走る。  こうなると、「生き残れないかもしれない」という寒々しい思いが体の中を吹き抜け、将来への不安がいよいよ高まる。...

1998年08月:軽くなりたがっているココロもカラダも

 世の中には、理解に苦しむ奇怪な現象が多発している。それは特に世代間のギャップとして浮上してきており、おじさん族としてはただおろおろするばかり。が、若い世代の新感覚を無視しては、もはや企業も社会も成り立たない。  問題は、その新感覚とは一体なんぞやということになろうが、ぼくはそれを「無重力感覚」と呼んでいる。  そう、...

1998年07月:「ヴァーチャル」の天性は、明るさとおおらかさ

 ヴァーチャルリアリティという言葉が、日本語の中に戸籍を獲得して久しい。それはほとんど「仮想現実」と翻訳され、現実らしくみせかけたニセモノ、そのくせ現実と虚構の見境を分からなくしてしまうやっかいなもの、といった否定的なニュアンスで多くの場合使われている。  実際、TVゲームやアニメ映像、CG映画などの悪影響が批判される...

1998年06月:デジタルとアナログのニクイ関係?!

 デジタルって、なんだっけ?  改めてそう思いたくもなるくらいに、いまやすごいデジタルブームだ。「デジタル」が、新しい時代のキーワードとして世界中を徘徊している。  しかもこの言葉はすでにメタファー(隠喩)としても使われだし、デジタル頭脳、デジタル人間(デジタリアン)、デジタル企業、デジタルオフィス、デジタル住宅、デジ...