自然農法

「自然農法」とは、あえていうまでもなく福岡正信さんがやっておられる自然農法のことです。福岡さんの自然農法は、決して新しい農業技術というのではなく、むしろ人間の生き方や社会のあり方そのものの根本に迫るものだと思います。 そこには、21世紀的な生き方と社会のあり方が、鋭くメッセージされているように思えます。以前四国の愛媛に...

斎藤さんのお話

この牧場は、牛が勝手に作ってくれた牧場なんです。  実際、熊笹と石ころだらけだった山を開拓してくれたのも牛ですし、きれいな草地を作ってくれたのも牛たちです。牛は毎日牧場内を勝手にのんびりと歩き回りながら、せっせと肥料も入れれば山や木や草地の管理もしてくれている。おまけに子をどんどん産んで増え、乳まで出してくれるんですか...

斎藤牧場の牛たち

この「山の牧場」の牛たちについては、ほかのコメントでも触れていますが、 ほかの牧場の牛と全く違うところは「自由で自然な暮らし」をしているということです。 ここで牛たちは、とにかく健康的な人生、いや「牛生」を送っているのです。 まず、何よりも健康的であるのは、牛たちがおいしい草を食べている点でしょう。 牛が草を食べるとい...

ドーム周辺でも「白樺樹液」を!

能書きを言うよりも、さっそく写真でご紹介しましょう。 すべてドームの周辺の白樺にセットした「白樺樹液頂戴装置?」です。 たまたま手元に大小5個のペットボトルがありましたので、そのぶんだけ白樺の木にセットしてみました。 すると、これが思ったよりもどんどん樹液を出してくれるんです。 で、わが社のみんなでそれを味わってみまし...

斎藤牧場の「白樺樹液」

白樺の樹液に関しては、有限会社さっぷというところでホームページを作って、その樹液「もりのしずく」を販売しています。 また「北の料理人」という本でも紹介され、プリンなどに利用されています。 このようにようやく広く知られ始めた「白樺の樹液」ですが、これは古くからアイヌの人々の健康飲料として利用されたり、また、さまざまな料理...

つづいて斎藤牧場便り

昨日(24日)のコメントは、もっぱら「白樺樹液」に傾いてしまいました。 それくらい、あのほのかな甘味に魅せられてしまったということでしょう。 しかしそれ以上に、斎藤牧場にはもっと香り高いものがあります。 そこにはなにより「心を癒す」なにかが息づいているのです。 だから斎藤牧場にしばらく身をあずけていると、心の芯から何か...

斎藤牧場と自然農法の愉快な関係

「ここの牛たちは、とっても穏やかで、見ているだけで心がなごみます」…… こう言った門山さんは、去年の夏も斎藤牧場に研修に来ていたのだそうです。そして大学を卒業したいま、再び斎藤牧場へ……。いったい、なぜそんなにも熱心なのでしょうか。 この前の日曜日、みんなでログハウス(研修センター)でおしゃべりしていたとき、その門山さ...

斎藤牧場

●牛が拓いた牧場  斎藤牧場は、山がまるごときれいな牧場になっています。それはまるで公園のような美しさで、これを作り上げ、維持し続けている主役は、あくまでも牛たちです。  斎藤晶さんがやっているこの牧場は、人手も、お金もそれほどかけずに、見事な「自然牧場・牧場公園」を実現させました。 ここにはいろんな人々の出会いもあり...

「シニカル・エッセイ(住友マネージメントレビュー)」

宙返り 何度もできる無重力  ディスカバリー号から向井千秋さんが、「宙返り何度もできる無重力」と、おつな歌を地上に投げてきた。で、下の句を作れと言う。  「それにつけても金の欲しさよ」ではさすがに寂しい。 無重力空間からのこの歌に、いったいどんな言葉を投げ返したら宇宙的な響きが生まれるのだろう。  そんなことを考えてい...

「若い人たちに勧めたい本」

 「若い人達に読ませたい本」ですって? こんなリクエストがくること自体、つまりぼくが若くないということだ。 そう、確かに歳は食っている。が、歳と同時に、夢やロマンもむさぼり食い続けてきた。  歳とロマンをいっしょに食い続けてきた身にとって、「たった一冊の本」しか紹介できないというのは実に苦しい。迷ってしまうからである。...