斎藤さんのお話

この牧場は、牛が勝手に作ってくれた牧場なんです。  実際、熊笹と石ころだらけだった山を開拓してくれたのも牛ですし、きれいな草地を作ってくれたのも牛たちです。牛は毎日牧場内を勝手にのんびりと歩き回りながら、せっせと肥料も入れれば山や木や草地の管理もしてくれている。おまけに子をどんどん産んで増え、乳まで出してくれるんですか...

斎藤牧場の牛たち

この「山の牧場」の牛たちについては、ほかのコメントでも触れていますが、 ほかの牧場の牛と全く違うところは「自由で自然な暮らし」をしているということです。 ここで牛たちは、とにかく健康的な人生、いや「牛生」を送っているのです。 まず、何よりも健康的であるのは、牛たちがおいしい草を食べている点でしょう。 牛が草を食べるとい...

斎藤牧場の「白樺樹液」

白樺の樹液に関しては、有限会社さっぷというところでホームページを作って、その樹液「もりのしずく」を販売しています。 また「北の料理人」という本でも紹介され、プリンなどに利用されています。 このようにようやく広く知られ始めた「白樺の樹液」ですが、これは古くからアイヌの人々の健康飲料として利用されたり、また、さまざまな料理...

つづいて斎藤牧場便り

昨日(24日)のコメントは、もっぱら「白樺樹液」に傾いてしまいました。 それくらい、あのほのかな甘味に魅せられてしまったということでしょう。 しかしそれ以上に、斎藤牧場にはもっと香り高いものがあります。 そこにはなにより「心を癒す」なにかが息づいているのです。 だから斎藤牧場にしばらく身をあずけていると、心の芯から何か...

斎藤牧場と自然農法の愉快な関係

「ここの牛たちは、とっても穏やかで、見ているだけで心がなごみます」…… こう言った門山さんは、去年の夏も斎藤牧場に研修に来ていたのだそうです。そして大学を卒業したいま、再び斎藤牧場へ……。いったい、なぜそんなにも熱心なのでしょうか。 この前の日曜日、みんなでログハウス(研修センター)でおしゃべりしていたとき、その門山さ...

斎藤牧場

●牛が拓いた牧場  斎藤牧場は、山がまるごときれいな牧場になっています。それはまるで公園のような美しさで、これを作り上げ、維持し続けている主役は、あくまでも牛たちです。  斎藤晶さんがやっているこの牧場は、人手も、お金もそれほどかけずに、見事な「自然牧場・牧場公園」を実現させました。 ここにはいろんな人々の出会いもあり...

斎藤牧場「水の風景」

斎藤牧場の魅力のひとつに、「水の風景」があります。 いったいなぜ、牧場では水が豊かなのか? 答は簡単、山の牧場にはたくさんの木々があるからです。 木は山に降った雨を地中に蓄え、地下水を生みだします。 木の根はその地下水から水を汲み上げることで育っていくのです。 そしてその地下水は山のあちこちに湧き水を作り、それらが集ま...

早春の斎藤牧場

昨日の日曜日(4月23日)、ふと思い立って斎藤牧場に行ってきました。 到着するや、牧場の入口で、斎藤さんはある訪問者と立ち話をしていました。 訪問者はなんやら電力会社の技術者で、来年の定年を機に、 ここに一つの居場所を求めているようでした。 「この水で発電しようと思ってね」 斎藤さんもまた、山の上のダムから流されてくる...