2000年07月:有珠山噴火から三カ月が経ち……
有珠山が噴火してすでに三カ月になる。噴火は小康状態を保ち、避難所から帰宅できる人も増えてきた。しかし被災者たちの不安は相変わらずくすぶっており、先行きも全く見えない。その図はあたかも、不況とリストラ、失業の渦に呑み込まれて出口の見えない、日本社会の象徴的な圧縮図のようでもある。 それにしても自然の威力はすさまじい。...
有珠山が噴火してすでに三カ月になる。噴火は小康状態を保ち、避難所から帰宅できる人も増えてきた。しかし被災者たちの不安は相変わらずくすぶっており、先行きも全く見えない。その図はあたかも、不況とリストラ、失業の渦に呑み込まれて出口の見えない、日本社会の象徴的な圧縮図のようでもある。 それにしても自然の威力はすさまじい。...
この土日、斎藤牧場でドームづくりが行われました。 しかし両日とも、ものすごい雨…。 シートを張って奮闘しましたが、作業は思うようにはかどりません。 本当は夕方までに何とかかっこうをつけるつもりでしたが、「土方を殺すには雨が3日も降ればよい」とか何とかで、ボランティアたちみんなの動きもすっかり鈍ってしまいました。 今日(...
今春の高校卒業生の就職率が過去最低と発表された。どうやら理由は不況とリストラの影響のようだが、その一方で、組織に所属することを嫌う若者たちが増えてきているともいう。いわゆるフリーター志願者が急増しているらしい。そして「定職」から離れた大人たちもまた増えつつある。いわゆる失業者の急増である。 かつて「無職・住所不定」...
小渕首相が病に倒れ、森政権が誕生した。連立政権を考えた場合、どうやらこれがベストの選択肢だったらしい。日本の社会が議会制民主主義、つまり多数決の原理で機能している限り、過半数を取ろうとするのは当然の政治力学だからだ。だとしたら、森政権にベクトルが動いたとしても不思議ではない。 珍しく政治的な問題から書き始めてしまっ...
長い間そのままにしてきた中国のクラリネット奏者・趙曽茂さんの「風響」が蘇りました。 趙さんとはいったいいつ出会ったのか…、 もう記憶から消えてしまうくらい自然なお付き合いをしてきました。 彼は、そう、まるで風のような存在なのです。 風のようにぼくの目の前に現われ、 風のささやきのようなステキなクラリネットの音を響かせ、...
ドームの三角窓から、春の空とやわらかい緑が見えるようになりました。 いまは、まだらな点の集合体にすぎない緑ですが、 これからは緑が勢いよくどんどん広がり、色彩も鮮やかになっていきます。 うれしい季節の到来です。 ドームを訪問してくれた二人の友人(なんと!女性ですぞ)を案内して、 裏の山の「空中露天風呂」にも行ってみまし...
今日は「でんじはごろも(電磁波防止衣)とちょこ」の話です。 先月、ある仕事で、バーバラ寺岡さんのご自宅を訪問しました。 バーバラさんは「風土&フード・ディレクター」で、エコライフの先駆者…。電気はすべて太陽光発電、水もすべて雨水利用でまかなっています。 またかつて、料理研究家として電子レンジの開発プロジェクトにも参加し...
「俗に言えば、運が悪かったというべきか…」 新潟県警の不祥事問題で、正直すぎる小渕首相は、ふと本音を洩らした。この失言に対して野党各党からは激しい野次が飛びかったが、首相の言いたかったことは決して間違ってはいなかった。 そう、新潟県警の本部長は、誠に運が悪かったのだ。もしもあの日に行方不明だった少女が見つかってい...