長い間そのままにしてきた中国のクラリネット奏者・趙曽茂さんの「風響」が蘇りました。
趙さんとはいったいいつ出会ったのか…、
もう記憶から消えてしまうくらい自然なお付き合いをしてきました。
彼は、そう、まるで風のような存在なのです。
風のようにぼくの目の前に現われ、
風のささやきのようなステキなクラリネットの音を響かせ、
ふと風のごとく旅だってしまったかと思えば、
再び大勢の聴衆の前に現われていつもの「趙旋風」を巻き起こして立ち去る…。
そんな彼のCDだけに、ぼくは迷わず「風響(ふうきょう)」とネーミングしました。
そして今日(5月13日)、彼が上海から北海道に来ていることが分かりました。
たぶん明日か明後日には、またここに現われて
いつもの「楽しい自然な対話」が綴られることでしょう。
それにしても、とにかく彼は不思議な存在です。
なぜなら、(趙さんはいまどうしているんだろうなぁ…)とぼくが思ったとき、
ほぼ間違いなく電話が入ったり、彼が近くに来ていたりするからです。
今日もまったくそうでした。
ここ最近何度となく趙さんのことを思いだし、何気なくかけてみた友人のところに、
趙さんからなんとぼくの会社の電話番号の確認の連絡が入ったばかりということでした。
ということは、つまりぼくがオフィス移転で電話が変わったことを
趙さんに伝えてなかったということです<笑>。
あんなに親しい友人なのに、なんと年賀状も出さなければ、
去年から上海に何度も電話していながら、新しい電話番号を伝えてもいなかったのでした。
でも、それでいい?のです。
こんなにいい加減でも、彼の風の便りは間違いなく届きます。
だからこそ面白くもあるのです。
さて、CD「風響」から3曲の演奏(部分)をここに用意しました。(現在はお聴きいただけません。)
ひとつは、趙さんが作曲した「故郷からの風」
いまひとつは「歌の翼に」、そしてもう一曲は
「ツィゴイネルワイゼン」です。(いずれも何となく風を感じます!)
いずれもかなり圧縮しているため音の具合はよくないかもしれませんが、
なんとなく「趙さんの内なる風」が伝わってくるはずです。
そのうち、また日本での彼の演奏会も企画したいと思っています。
ということで、趙さんが再びここに登場しました。
(と、ここまで書いたところで、んん?なんと趙さんから電話?!)
彼の話しによれば、今朝わが家に電話したものの誰も出ず、
会社に電話しても通じない。そこでやむなく友人に電話したということでした。
で、わが家にやってくるのは15日(月曜日)とのこと。バンザ~イ!