『幸せを呼ぶ暗号』と『荒野のジャーナリスト稲田芳弘~愛と共有の「ガン呪縛を解く」』

~~~~~復刻版からのメッセージとは?

宇宙と「私」はひとつ…それには?

 

稲田陽子

吹き荒れる春の嵐も、ここ最近は、まるで災害をもたらすものに
変貌しているかのようだ。地球の温暖化のために南極や北極、
グリーンランドなどの氷が融けているのは、以前から言われているが、
今回の爆弾低気圧は、日本全域を覆う広範囲なもので、
まさしくこれまでのパターンを覆している。これは、北極の氷が
大幅に融けていることが原因になっている異常気象だと言われている。
一方、太陽の磁場も4極化してしまい、寒冷化を促してきているそうだ。
 
温暖化で非常に不安定な気象を招いていると思われるのに、
これに宇宙的に寒冷化が促進するとしたら、いったいどんな気象に
遭遇する日常になるのか、誰もがもはや心に留めなければならない
時代となったのかもしれない。
 

そんななか、夫、稲田芳弘の『幸せを呼ぶ暗号』がちょっとした
ブームになっている。火付け役は、山岡安江さんという女性起業家である。
たまたま、治療院に行ったところ、夫の本が置いてあるのに気づき、
引き寄せられたのだという。これが、縁となって、私のところに電話が入った。
 

話は、思わぬ方向に発展し、いきなり増刷に発展してしまったのだ。
こちらには、余分な経費もない。hpのリニューアル問題も抱えていた
昨年の夏のことだった。そのとき、私は、夫のことも書かねばならず、
すでにタイムリミットだと自分に肝に銘じ、さまざまな問題のあるなかで
拙著を強引に書き進めていた時期でもあった。
だから、精神的なゆとりもあまりなかったのであるが、
山岡さんの熱意は留まらない。
そのポジティブなエネルギーがすべてを好転させてしまった。

とりあえず、急きょ『幸せを呼ぶ暗号』の復刻、増刷が決まった。
それと平行して、私は、最も人々に知らせなければならないことに
エネルギーを費やさねばならなかった。
それは、『荒野のジャーナリスト稲田芳弘~愛と共有の
「ガン呪縛を解く」』で書き著す内容に尽きた。
夫の最期の日々の事実、そして、その生き様と
そこから垣間見えた病院医療システムの現実と矛盾との思わぬ遭遇。
そうしたことを通して、医療の課題が山ほとあることに気づかさせられて
いたからだ。

なぜ、ホリスティック医療を体現する「千島学説」は完全に
封印されなければならないのか。現実に腸に免疫細胞が多く、
腸の健康は全身の健康に影響を与えていることに着目する論議が
現代医療の世界の人からも言われるようになっている時代である。
IPS細胞も、その原理を探るなら、「千島学説の造血幹細胞論」に
行き着くシロモノである。
未分化な造血幹細胞(酒向猛『隠された造血の秘密』〈弊社刊〉)が
いったい何であるのか。

さらには、WHOですら、健康の定義に「スピリチュアリティ」を
提唱し始めている。

しかし、現実は、ガンと言えば、三大治療の「抗ガン剤ムラ」の
「産業社会」へ案内され、拒めば「診療拒否」まがいのことが
まかり通っている。他に選択肢はない。これでは、腸の免疫細胞も
縮み上がってしまうことだろう。

そんなムラ社会にスピリチュアルを持ち出せば、どこでもまずは
危険なオカルト扱いかもしれない。ただ、医師にも個人差があり、
命を扱っているだけにオカルトだとは思っていない人もかなりの数が
いるのだとは思われる。そうした医師たちがいる病院であっても、
現実にシステムはスピリチュアリティが排除されているのが普通である。
治療形態は依然として変わらない。
だから、大方はホメオパシーのホの字も、

禁句となり、あるいは、ほとんどが
ホメオパシーについて日本のマスコミが

誘導した神話を信じ込んでいるのかもしれない。

そして、あまりに重篤な患者のシーツ交換も、
患者の驚きと苦痛の呻きにも

かかわらず、かろうじて安楽な姿勢を
取っていた患者を強引にえいっとばかりに

一気に横向きにする介護者の恐るべき無神経さも
非難されない。
患者が機械でできたロボットなら、話は別だ。
ところが、レッキとした命ではないのか。
事情を汲み取っていた看護士たちは、
患者の姿勢を変えずにそのまま持ち上げて、
シーツ交換をしていたことを思い出し、
私は、それを当たり前の光景と
思っていたことが一気に覆されたものだ。
介護者にもこれくらいの機転が効いてよかったのではないのか。
患者は、その翌日に天界に回帰した。
(稲田陽子著『荒野のジャーナリスト稲田芳弘
~愛と共有の「ガン呪縛を解く」』に詳細)

硬直したシステムの中にスピリチュアルな世界が介入するなら、
医療者も患者ももっと別の「癒しと喜び」を
共有できるのではないだろうか。
もっとも、スピリチュアリティと一言で言っても、
大変幅の広い分野であることも認めざるをえず、
本物と偽物の区別も重要であり、
また、唯脳論者などはスピリチュアリティを
脳の働きから解明しようとして、
ハナから相手にしないことが多いことだろう。
とはいえ、もしも、起きること、在ることを
ありのままに観察・実験実証されたことを
専門家と言われている人々も、
まっさらな幼子のように認めるならば、
自然科学の世界も医学の世界もさらに
正直で実証的になるはずである。
こうなると、
正常で豊かな好奇心を抑圧することがなくなるわけで
随分この分野の世界が違ってくるのではないだろうか。

とくに量子論の世界では、見えないエネルギーは
ごく当たり前の現象だろう。
この現実を無視しなければ、
医療の世界には十分に応用が可能なことが多いはずなのである。
有名な「プラシーボ」という現象も、もっと医療に
応用されたなら、現状の薬漬けの医療は即日撤廃されて
しまうかもしれない。
そうなると、いまの医療は大幅な変更を迫られ、
医師の資質も自ずと
別のものが付加されていくのではないだろうか。

さて、千島学説には「気・血・動の調和」という概念があり、気の持つ
意味合いは、心や体を左右するほど深い意味を持っている。
『幸せを呼ぶ暗号』は、この気を含んだスピリチュアルな世界を読み解き、
誰もが望む幸せの回路をどう開くのかを易しく解説しているものだ。
この書籍を出したのが、2004年の12月であった。在庫切れで、復刻も
考えていなかったのだが、それが山岡さんの一本の電話から突然、
潮流が変わったのだった。

縁のなかった方なのに、『幸せを呼ぶ暗号』で一気につながり、
多くの読者を得ることになった。今朝も、遠く宮崎の方から電話が入った。
お送りした『幸せを呼ぶ暗号』をこれまた一気に読み、共感と感動を電話で
伝えてくださった。知人にプレゼントされるというお話であった。
こと幸せになるお話であるのだから、出来るだけ多くの人々に
伝わってもらいたいものである。

山岡さんは、この書籍を出すときに、「これは、ご主人のメッセージだと
思うわ。私を使って、そうしていると…」そんなことを言われたりした。

それにしても、幸せの贈りものは、
いったん広めたら、一気に広まっていくのだと、感心した。

思わぬ増刷(2000冊、ほぼ完売)へのご尽力には、すぐにすべて
お返しすることができた。四葉のクローバーを見つけたら、どうやって
みつけられるのか、その秘訣を身近な人々に教えていったという口コミの
強さには脱帽である。

山岡さんは、もともと看護士という医療畑にいた方で、お話をお聞きすると、
ホリスティックな医療への志向はかなりお持ちのようであった。
現在、70歳を少し超え、ますます素敵に華麗な加齢をされているようである。
そのパワーは、『幸せを呼ぶ暗号』に矛盾しない。

『荒野のジャーナリスト稲田芳弘~愛と共有の『ガン呪縛を解く』」も、
そうした『幸せを呼ぶ暗号』が目指す着地点と根源的には足並みを
揃えようとするものであるのは、言うまでもない。天界から、
夫がこちらにメッセージを送ってきているのだろうか。

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