オートファジー「断食の証明」…千島学説への切り口がまた一つ!

~~~「定説呪縛」を解く!千島学説の
「赤血球分化・可逆分化説」
封殺された千島学説「ガン観」のサポート理論出現?!
細胞の初期化も当然「STAPはある」(海外研究機関でも相似現象)

稲田陽子

 千島喜久男博士の千島学説が封印されてから、半世紀以上も経つのだろうか。
一時は、ノーベル賞の候補にまでノミネートされたと言い、海外での
講演も数多かったようだ。千島学説が世に公表されてからは、ロシアの
科学者、レペシンスカヤをはじめ、多くの科学者に共感や関心を抱かれていた。

 しかし、不思議なことに千島学説は、一瞬の光芒を放った後に、知られざる
圧力によってなのか、封印されてしまった。

 その学説の内容は、まさに生物学、医学の定説となっている基礎理論を
ひっくり返すものであっただけに、「白い巨塔」やそこに連なる「医療ムラ」
社会に到底受け入れられなかった。とくに、千島学説の赤血球分化・逆分化説や
その革新的なガン理論からは自然治癒力を基としたオルタナティブな医療を
進展させる可能性もあったため、非常に残念なことである。これなら、医療費も
大幅なコストダウンとなるはずであり、また、ガンの予防医学にも高い意識が
生まれていたにちがいない。

 もっとも、こうした千島学説は、いまならば、日本では封印されかかっている
「STAP理論」「STAP現象」の発見(海外の研究機関で同様の現象が確認、
実証されている)などで理解されうるものとなりうるが、ネットが出現する前の
当時の意識ではまさに急速にその価値が損なわれたのだろう。それにしても、
一時は脚光を浴びたがゆえにこそ、封印は不可解だと思わざるを得ない。

 ところが、今年のノーペル賞を獲得したのは、オートファジーの研究
である。東京工業大学の栄誉教授という大隅良典さんがノーベル医学生理学賞を
受賞した。この快挙は、現代医学を大きく進展させるものであることは
言うまでもなく、また、奇しくも封印された「千島学説」という優れた学説を
彷彿とさせる。

 というのも、このオートファジー理論は、現代医学や生物学の定説を覆すという
意味で「超絶理論」である千島学説に先端科学からの明快な根拠を与えるからである。
たとえば、断食などをしてガンが治癒に向かうことがある。このメカニズムが
オートファジー理論からもサポートされながら、千島学説が提唱する
ガン治癒法に先端科学の世界から合理的な解釈が付与されるわけである。

 では、オートファジーとは、何か。千島学説とどんな関連性があるのだろうか。
オートファジーというのは、ギリシャ語の造語であり、オートが「自分」、
ファジーが「食べる」という意味だ。つまり、体内の究極のエコシステムと
いってよく、細胞が外部から取る栄養が不足するときに自身の不要になった
タンパク質をアミノ酸に分解して、それを再利用し再びタンパク質を作り出す
仕組みのことだという。さらに、古いタンパク質はもちろん、要らなくなった
ミトコンドリアなどの小器官や細胞内のゴミや病原菌などを分解酵素の働きで
きれいさっぱりと掃除する。

 人が何日も水だけで生きられたり、あるいは青汁だけで健康な生活を送っている
という事例も報告されているのも、体内リサイクルにより自身で栄養素を作り出す
ことができるためだ。もともと1日に200グラムのタンパク質が必要なのに、
実際に70グラム摂取すればよいというのにも、合理的な解釈ができる。

 オートファジー理論は、ガンの予防などにも利用できるとしており、実は、
体内浄化のお墨付きと言えば、やはり断食療法が挙げられる。
千島学説では、断食で飢餓状態になると、ガン細胞が逆分化を始め、血液
(赤血球)に戻ると言われている。このときに、体内でガン細胞がゴミとして
処理され免疫力を高めるように血液の浄化が行なわれて、新しい血液
(赤血球)ができる。

 この逆分化も、一種のエコシステムと言えなくもない。「STAP細胞」の
存在を肯定する立場を取る『隠された造血の秘密』(酒向猛著/Eco・
クリエイティブ刊)では、千島学説は赤血球を「未熟な幹細胞」であると
考えられると、語られている。これは、細胞を初期化させる「STAP現象」の
介在によって合理的な解釈が得られ、千島博士の真摯な実験観察の成果となった
「赤血球分化・可逆分化説」という血球と体細胞間のエコロジーシルテムも
さらに分かりやすく説明できるのではないだろうか。

 稲田芳弘は、次のように『「ガン呪縛」を解く~千島学説パワー』の中で
書いているが、科学の定説というものは、決して絶対普遍のものではないことを
若い日々に実感を持って知ったその新鮮な驚きを伝えている。〈以下引用〉

「………その数年後、ぼくはまだ未熟な若造でありながら、ある週間新聞(国際問題
専門紙)の編集長を任されていた。その責任の重さから、食事も生活も滅茶苦茶
という不摂生が続き、ときには丸一週間ほとんど眠る暇もないというようなことも
多々あった。そんななか、ついに体調がおかしくなり仕方なく病院に行ってみたところ
『腸の機能が極端に落ちている。すぐに入院せよ」と、申し渡されてしまった。
そうは言われても休むわけには行かない。………そこで………「断食と玄米食」に取り組んだ。
というより、仕事を続けながら健康を回復するには、それくらいしか方法がなかった
のである。

………森下医師の本を読み、食べ物から血液(赤血球)が腸で造られること、
その血液を造る食べ物を断つ(断食)ときに、体細胞が再び血液に還る逆の現象が
起こることに非常に大きな驚きと強い興味を持ったからだった。そして、森下敬一
医師の本から知ったこの驚くべき血液理論こそ、まさに千島学説だった。

 千島学説が革命的と称せられる理由の一つに、まず、この「腸造血説」がある。
それまでの生物や医学では「骨髄造血説」が定説として君臨し、………
千島学説を知ったときのぼくの驚きは、「血が作られる場所」の問題
というよりは、医学や生物学の定説が不確かであることを知ったことだった。
生物学の教科書には「血は骨髄で造られる」と断定的に書かれているが、
それは、あくまでも近代の定説に過ぎないのだ。

血液が体内のどこでどのように造られるのか。これは医学のもっとも基本的な
問題であるはずだ。そして、『科学や医学の進歩』は、もうとっくにこれに明確な
回答を出しているものとばかり思っていた。ところがいろいろと資料を読むにつれ、
『骨髄造血説』がひどく強引で、不自然な動物実験によって引き出されたもので
あることを知った。」〈引用終わり〉(ref.『「ガン呪縛」を解く~千島学説
パワー 第6版』〈稲田芳弘著/Eco ・クリエイティブ刊〉)

 権威の世界で信じられているものだからと言って、それが定説であっても、
残念ながらいつも真実とは限らない。それは新しい発見とともに未知の世界を共有し
始めるのが自然である。だから、定説は修正されたり、革新的に変更されたりして、
進化を希求するものでなければならないのではないだろうか。

 しかし、実際には、期待通りにはいかず、その抑圧された惨憺たる歴史的、
現代的現実が見え隠れする。なぜガンは治らない病であり続けなければ
ならないのか?それは、現代医学、生物学の基礎理論が間違っているからである。
『「ガン呪縛」を解く』で稲田は千島博士に代わりそう言い切っているが、
いったい現代のガン問題やガン観はどんな矛盾をはらんでいるのだろうか。
ジャーナリストの稲田がもっとも迫りたかったのは、そうした不可解さの真相
であった。

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