『カタカムナへの道』出版4月上旬に

~~~お詫び…急病のため療養休業で出版遅延

稲田陽子

 

『カタカムナへの道』(関川二郎著/稲田芳弘編)の編纂には、

やはりそれなりの覚悟が必要だったのかもしれない。

 

3月の12日と14日に私は、胆管結石による発作を起こし、

とうとう激痛に耐えかねて救急車で病院に行くハメになった。

検査結果で胆石があると言われ、すぐに入院と手術という話をされたものの、

千島学説や自然療法などが脳裏をかすめ、手術回避の方に心が傾く。

 

検査では黄疸があり、肝機能が悪かったのも、災いしていたらしい。

しかし、その後、絶食の後に徹底した自然療法を試みたところ

肝機能が正常値近くまで回復してしまった。

この御陰で、しばらく投薬で様子をみてもいいということになり、

それ以来、自宅療養を続けている。

私の胆石は、身体(ストレス)の声をもっと聞いてほしいという

一つのサインだったのは自分でもよくわかっているので、

とにかく休養することを選ばざるを得なかった。

何とも体調の悪い日々から、少しずつ結石が育っていたなどとは

まったく想像もしたこともなかった。

これは、当初予定していた『カタカムナへの道』の出版も

遅れることになり、読者の皆様には本当に申し訳ないの一語である。

 

しかし、それにしても、少しずつ体調もよくなりつつあり、

そんな状態で念願の『カタカムナへの道』に取り組めるのは、

やはり喜ばしいことだと思っている。

なぜいまこの時にこうなったのかも、不思議ではあるが、

それも、ことによると、私の体調を整えてからの方が、

「イヤシロチ」としての「カタカムナ」にふさわしいよ

という、奇しくも夫の計らい?いえ、天の計らいがあったのだろうか。

 

ここまでくると、発行日も、一月遅れの4月11日の方が自然

である。

私のささやかなお詫びの印として、予約販売も、4月11日までは

自動的に延長続行させていただきたい。

 

今回のことではっとしたことがある。

私たちは、3次元で幾層にもわたる世界をシェアしているが、

どの世界に生きるのかは、私たち自身の選択に

かかっているのだということ…。

エーリッヒ・フロムの言う「自由からの逃走」は、実は

人間として大切なものを犠牲にする苦悩の道以外の何ものでも

ないのだろう。

 

その意味で、今回出版する「カタカムナ」は、社会の成熟にともない、

親和性の高まる「真の自由人」(関川二郎さんの言葉)への道しるべと

なるにちがいない。

 

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