1999年09月:だれもがきっとなにかができる

 「少年犯罪凶悪化続く」の見出しのもと、今年一~六月の半年間に、殺人や強盗などの凶悪犯で逮捕・補導された少年が相変わらず増え続けているという新聞報道があった。こうしたニュースに出会うとどうしても気分が滅入る。犯罪の増加もさながら、そこに少年たちの鬱屈した精神環境が見えてきてしまうからである。  話は飛んで、あの阪神大震...